Zuruzuru Blog
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August 31, 2021

棋譜から振り返ってみる

#将棋

友人が僕の棋譜を見て投了がはやすぎると教えてくれて、そのあと一緒に検討してみるとまだまだわからない局面で確かに投了するべきではなかったです。

そのときの検討をブログに残しておきます。

投了図

先手が相手で後手が僕になります。 図は ▲6 ニ歩打をみて、後手の僕が投了した局面です。 飛車を逃げても銀を取られてしまうので、飛車を切る他なくて先の手がなさそうに見え、諦めてしまいました。

kifu_1

この将棋では、実は序盤に相手が筋違い角をしてきた際にうっかりして銀を上がってしまい、そこから角を成られてしまいめちゃくちゃになってしまいました。

そんなこともあり、諦め半分で投了が早かったのです。

検討

ここから粘るとすると、△ 同飛 ▲ 同金 △ 同玉 ▲8 一飛打と進むと考えられます。

kifu_2

ここから検討が始まります。 そのあと、4 一の金も見捨てて △4 四銀と上がるのはどうでしょうか。

kifu_3

相手は 2 枚替えなので、▲ 同馬 △ 同歩 ▲4 一飛成と乗ってくるかもしれません。

kifu_4

ここで友人が教えてくれた良い手があります。

△5 六歩打です。

kifu_5

もし相手が ▲ 同歩と応じたら、△6 七歩成が王手銀取りとなり、気持ちが良いです。

kifu_6

▲ 同歩の代わりに相手が ▲ 5 八金のように金を上がって受けても、 △6 五桂と桂馬を跳ねて 5 筋に駒を足すと、相手は受けるために手駒の金駒を使ってくれそうです。

kifu_7

ここまで進むと相手も気持ちの良い局面ではないので、前の局面で馬を捨てたのが悪かったのかもしれないです。

なので △4 四銀まで戻ってみます。

▲ 4,5 六馬のように馬をかわして △ 5 ニ金となるかもしれません。

kifu_8

すると 7 六の角のラインに玉がいるのは怖いので、相手は ▲3 八玉と早逃げし、 後手は △3 三桂と取られそうな桂馬を跳ねるかもしれません。

この局面を見ると、馬を引きつけて 3 八玉と寄ったことで先手玉は硬くなりました。 一方で、後手は取られそうだった金をくっつけて上へ上へと進んで行けそうです。

僕には、どちらもまだまだわからない局面に見えます。

kifu_9

おわりに

局面画像の作成には、shogipic1 を使用しました。